包茎手術・治療の世界事情
【包茎手術まつ・ここ治療話】


1、大陸系ヨーロッパ諸国の包茎手術

ユダヤ系の方以外は包茎の方が本当に多いです。西洋の昔の裸の石像(ダヴィデ像なんか有名ですね)なんかを見てもほとんどは包茎です。皮がかぶっているのが普通で、ズル剥けの陰茎の方が珍しがられます。なので包茎が恥ずかしいという感覚もなく、普段から剥き癖をつける習慣もないので包茎率は確実に日本より高いと思われます。
包茎手術を受けるのは、あくまで医学的な見地から機能的に支障がある重度の真性包茎の場合だけで、問題なければ真性包茎のままの方も見受けられます。
ユダヤ系の方に包茎がいないのはユダヤ教の宗教的な習慣で新生児の時に「割礼」をおこなうためです。第二次大戦の時にナチス・ドイツはユダヤ人を識別する方法として割礼の跡を調べたといわれています。


2、アングロサクソン系諸国(米国・英国・豪国等)の包茎手術

アングロサクソン系の国では宗教的な習慣としての割礼は存在しませんが、衛生的な理由で割礼を取り入れています。特に第二次大戦後に性病や陰茎がんの予防に包茎手術は望ましいという風潮が広がり、新生児の時に割礼をおこなってしまうようになりました。
20年ぐらい前の話になりますが、アメリカで出産した日本人が赤ちゃんのおむつを交換しようとしたら亀頭がズル剥けになっていて驚いたそうです。
そんなアングロサクソン系の国でも最近は、包茎手術(割礼)に対して否定的な見解が出てきています。小児科の学会では、新生児の包茎手術に対してリスクを認め推奨しない方針を打ち出しました。まぁそれでも50%ぐらいの方は今でも新生児の時に包茎手術(割礼)をしているようですが、年々その割合は減少しているようで、ペニスに傷が無いナチュラル・ペニスを望む方が増えてきているようです。


3、イスラム教圏諸国(中東諸国等)の包茎手術

ユダヤ教と同じように宗教的な習慣として割礼がおこなわれているため、中東諸国に包茎の方はほとんど存在しません。中東で発祥した宗教には割礼が宗教的な儀式として含まれるケースが多いようです。
これは気候的面が大きいのではないでしょうか。なんせ砂漠の国です。しかも現代ではなく大昔では水はオアシスでしか得ることができない貴重なものです。体を洗うのに無制限にじゃぶじゃぶ使うわけにはいきません。そのため衛生を保つため割礼がおこなわれるようになり、それが宗教に取り入れられるようになったのではないでしょうか。
中東諸国以外のイスラム圏(北アフリカ・東アフリカ・東南アジアの一部の国)でも割礼はおこなわれており、そのような国では包茎率は限りなくゼロに近いようです。


4、アジア諸国の包茎手術

アジア諸国の中で日本と同じように包茎手術が盛んな国が韓国です。こちらも日本と同じように高須クリニック院長・高須克也氏が美容整形の技術と一緒に持ち込んで流行らせたようです。
特に韓国では徴兵制がしかれているため男子は18歳になると徴兵検査を受け、そのあとに約2年間の軍隊に入隊しなければなりません。軍隊では衛生面から包茎ではない方が望ましいとされ徴兵検査に「包茎」の項目が含まれることになり、入隊前に包茎を治す方が多いのだそうです。
韓国は美容大国として知られ、体にメスを入れることに抵抗が少ない民族性なのでしょうね。男性では包茎手術と一緒に陰茎の増大術を受ける患者さんも多いそうです。
アジアの大国・中国では、包茎が恥ずかしいという感覚は無いそうです。なので確実に包茎率は高いそうです。大陸的な気質は、そんな細かいこと気にしないのでしょう。
アジアでもイスラム教圏の国は宗教的な習慣で割礼をおこなっているので包茎率はかなり低いです。またアメリカの影響を受けたフィリピンは衛生的な理由で割礼をおこなう方が多いので低いです。


こうしてみると大人で包茎手術を受ける国は、日本と韓国ぐらいしかないようですね。