包茎手術の症例写真について


さて、この第二章は包茎手術専門院を選択する時にチェックするべきポイントについて検討しています。 ここでは包茎手術専門院が公表している症例写真のチェックポイントを検討してみます。


1、包茎手術の症例写真の問題点

これを公表するのは病院側にはメリットとデメリットがあります。 メリットは症例写真の仕上がりにもよりますが、きれいに仕上がっているなら包茎手術を受けようとしている患者さんに安心感を与え、この病院を選ぶ患者さんが多くなるでしょう。 デメリットは患者さんは当然同じような仕上がりを要求してくるため術後のトラブルになりやすいことですね。 そもそも公表できるくらいですから、腕の良い医師のきれいに仕上がった術後の写真なはずですから、当然にハードルは高くなるわけです。 大手の専門病院であればあるほど働いている医師は多くなります。全員が同じようなレベルの医師なんていうことは絶対に無いはずです。 診察・カウンセリングの時に、症例写真についてふれる患者さんには「個人差がある」という予防線を張るでしょうけど、結構トラブルの元になるので、 ホームページ等で掲載中止にした病院があるくらいなんです。

トラブルの増加から厚生労働省から「医療機関のホームページ作成指針」が出て、美容クリニックの「ビフォー」「アフター」の写真の掲載が禁止されたぐらいです。


あと症例写真の問題点としてあげられるのは、写真撮影の時期と撮影の仕方でしょうね。
たいていの症例写真は、包茎手術の前の状態の写真と包茎手術直後の写真を掲載しています。 実は包茎手術の直後の写真はほとんど参考になりません。麻酔のむくみや腫れなどで肝心な傷跡の状態や仕上がりが隠れてしまいます。 本当に確認したいのは手術から1〜2カ月くらい経過した仕上がりの写真なのです。

また撮影の仕方にも問題があります。たいていは亀頭の裏側が隠れるように陰茎を撮影しています。
実は包茎手術の優劣が出やすいのは裏側の亀頭小帯周辺なのです。 その周辺は小帯がある関係で形状が複雑です。そこをどのように仕上げているかが肝心なのです。包茎手術のオプション等でも、小帯部分を温存して綺麗に仕上げるため治療費を割高にしている場合がありますが、 症例写真に出してしまったらオプションを加味した場合の仕上がりと含めなかった場合の仕上がりの差が明らかになってしまいます。 包茎手術専門院が公表している症例写真は、たいてい肝心な傷跡の状態(見る人がみればクランプ使用か否かもわかります)は隠され、 手術の優劣がでやすい裏側も隠された写真が実は多いということです。症例写真を見る際には、そこらへんを十分に注意して見るようにしてくださいね。


またカウンセリングの際に症例写真を見せてくれる専門院では、裏側の写真を要求すると良いと思います。撮ってないわけありませんから、隠すならが少し信用できない クリニックといえます。


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