ペリカン変形ともいう。包茎手術後に亀頭の裏側が腫れたように大きくなり、 陰茎を横から見るとペリカンの嘴から首のあたりの形状に似ていることから、この名前がついた。まさに絶妙なネーミングである。 ペリカン変形になる患者さんは、包茎手術に「クランプ」と呼ばれる簡易包茎手術器具を使用しているケースが多いとされる。
図はペリカン変形をおこしている包茎手術後の状態です。これは決して大げさな絵ではありません。
亀頭の裏側が大きく腫れてしまい、酷い人は亀頭がもう1個ついているぐらいに膨らんでしまいます。
このような「ペリカン変形」の症状がでるのは裏側の切除ラインのデザインミスが原因といわれています。
亀頭小帯を残すため粘膜部分を多めに残し、それに加え陰茎の裏側の皮膚の部分の皮に余裕をとり過ぎて、たるんでしまい
膨れたようになってしまうのです。
ペリカン変形に驚いて専門院の再診を受けると、専門院側の言い訳としては「亀頭の裏側は勃起すると
一番テンションがかかるので皮に余裕をもたせており、その部分にリンパ液などの体液が溜まるため腫れる。
時間の経過とともに吸収されるのでマッサージをすると良い」と言われて終わりである。
それを信じて長期間マッサージを続けた患者さんは多いが元に戻ったという患者さんは皆無である。
なんど病院に相談電話をしても答えは同じで、これが患者が諦めるまで続くといわれる。
元に戻すには余裕がある皮を再度切り取る修正手術が必要がある。らちが明かず他の専門院で修正手術を受ける患者が多い。
患者さんの中には最後まで諦めず電話をかけ続け、アフターサービスで再手術を勝ち取った強者がいるらしい。
そこまでしないと綺麗にはならない。