裏筋ともいう。亀頭部の裏側、尿道の下あたりにある筋。 この筋の左右周辺に性感帯が存在するといわれている。
口淫の際にここを責められると弱い男性は多い。そのため小帯を性感帯と認識している人は多いが、 正確にはその周辺であり小帯ではない。包茎手術で亀頭直下法をとった場合、切除ラインを亀頭冠にできるだけ近づけるため、 小帯の一部(全部)を取ってしまった時代(クランプを使用して亀頭近くに切除ラインをもってこようとすると、 微妙な操作ができないため小帯が無くなってしまうことが多かった)があり、性感帯が無くなったと心配した患者さんからの問い合わせが多かった。 そのため最近の包茎手術ではできるだけ小帯を残す方向でおこなっている。上野クリニックの複合曲線作図法などは代表的なものであり、 切除ラインを亀頭直下にもってきて、かつ小帯を残すために複雑な曲線を描くかんじになる。
実際に小帯が無くなり感度が落ちたという患者さんも存在するが因果関係は定かではない。性感を高める触覚は亀頭もしくはその周辺の粘膜部分に
広く存在し小帯だけが司っているわけではなく、多分に精神的な要因や包皮が無くなったことによる触感の変化の方が大きいとされる。
例えばマスタベーションの時なんかは、包皮の上下運動で刺激を与える方法に慣れてしまい、亀頭部を直接刺激する場合では触感が異なるため性感を高めることが
できないわけです。
この亀頭小帯から陰茎の裏側の筋まで真っ直ぐになるのが普通だが、 クランプを使用した包茎手術では、切除ラインの所で大きくずれる場合がある。丁寧な医師なら縫合する前に傷口を開いて繋ぎ合せることをしますが、 ズボラな医師にあたるとズレたまま縫合してしまうようです。そして術後にズレた理由として陰茎についた捻じれを修正するためと説明する。