包茎専門病院と保険診療病院の差



Q8、包茎専門クリニックと保険診療の泌尿器科クリニックでの包茎手術の差


これは包茎手術の審美性の問題ですね。Q4でも触れているように、泌尿器科の教科書にでている包茎手術は環状切除術と背面切開術です。


環状切除術は、いわゆる輪切りというやつで、亀頭から2〜3cm離れた位置で陰茎に垂直に切除する方法です。 そのため亀頭周辺の粘膜は全て残るため性感の減少などの機能上の問題はありませんが、粘膜と皮膚の色の違いから見た目が不自然になります。 でも単に機能を温存しつつ病気を治癒するという観点なら問題のない方法です。


背面切開術は幼児に対しておこなわれる包茎手術で、大人に対する包茎手術とは異なり包皮を切り取ることはしません。
包皮口を切開して広げてあげるだけです。つまり亀頭が出やすくしてあげて、あとは今後の体の成長で自然と露茎しやすくしてあげるのです。


基本的に泌尿器科医は、この方法の包茎手術を勉強しますし、大学病院等の研修機関での包茎手術もこの方法になります。
ちなみに傷跡は結構綺麗です。だいたいがクランプ等の器具は使わずにハンドメスで切除、使用する糸も吸収糸等使いません。
問題は不自然な見た目だけです。それを考慮して切除ラインの位置を考えてくれたら、まったく問題ないのですが…。


あと保険診療の病院の包茎手術で問題があるのは、大きな総合病院や大学病院等で包茎手術を受けると研修医のような若手の医師に 手術をされる危険性があることです。そもそも包茎手術は保険点数も低く収益性が低い手術です。ベテランの医師が手術をしていたのでは赤字になってしまいます。 そこで勉強がてら若手の医師に手術をさせるのです。
知り合いの専門院に勤務経験がある医師がみた保険診療の病院で受けた包茎手術で酷い状態の手術は、 ほとんど未経験に近い医師がやったと思われるほど、切除ラインが歪んだ状態の仕上がりだったそうです。
元は真性包茎だったらしく病気が治ったんだから良いだろうという雑な仕上がりだったようですが、本人が余り気にしていないのが救いだったそうです。
こんな話を聞くと、自由診療でも専門クリニックに行きたくなります。


余談ですが、保険診療の泌尿器科クリニックや泌尿器科のある総合病院などは「真性包茎」の手術はしても、 「仮性包茎」の手術はしないという所が多いです。
真性包茎は病気として指定されているので健康保険が使えます。病気の治療を拒否する病院はないので手術の設備さえあればどの病院でも手術してくれるはずです。
患者さんが負担する費用は完治するまで2万円程度でしょう。患者負担は3割とすると病院側の総収入は6万円程度になります。
それでは6万円全額負担するから「仮性包茎」の手術をして欲しいといっても引き受けてはくれないのです。
理由は「病気じゃないから治す必要なし」です。6万円程度の治療費で手術室を使って手術したら赤字という事情もあるとは思いますが…。


総合病院等の大きな病院の泌尿器科は上記のような対応ですが、個人経営の泌尿器科クリニックの中には 「仮性包茎」でも10万円前後の治療費で包茎手術をしてくれる所も出てきています。
中には専門病院の仕上がりにも詳しく審美性もある程度考慮してくれる所もあるそうです。


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