包茎専門クリニックの運営形態



Q2、包茎専門クリニックは24時間・年中無休!? その運営形態とは。


国や地方公共団体等が運営する病院以外、病院は個人か法人に分かれます。
個人病院は院長が開設者であり、その病院の管理者になります。1人の医師が管理できる病院は1つなので当然病院は1ヶ所になります。分院は認められません。
法人(医療法人)は複数の病院を組織的に運営するのに適した形態で、理事長が開設者・各院の院長は各院の管理者で理事を務め、理事会が法人を管理運営することになります。
大手の包茎専門クリニックは分院が全国に及んでおり、本来であれば医療法人として組織的に運営されるべきですが残念ながら法人格を持っているクリニックは少数です。


これは個人病院の管轄が各地区の保健所、医療法人は都道府県(分院が同一都道府県内)、全国的な医療法人は厚生労働省と管轄の敷居が高くなるのと、 分院の数が多いと院長(理事)の数が多くなり理事会が機能不全をおこしてしまうこと、また医療法人の公益性が営利を目的とした自由診療のクリニックと相容れないからでしょうね。
で、どうするかというと病院の名前が一緒の個人病院をたくさん作り、それを管理する会社を別に作って運営する方式をとるのです。
なので、たいていの包茎専門クリニックは法律的には単なる個人病院の集合体にすぎません。
そしてこの管理会社の経営者が、実質的な各病院の経営者である場合がほとんどなのです。つまり各個人病院の院長は雇われ院長ということです。
これは、包茎専門クリニックだけでなく美容外科等の自由診療の病院では結構一般的な経営スタイルなのです。


さて、では管理会社はどのような仕事をしているかというと、各病院の予約の受付け、スタッフの派遣、医師のスケジュール管理、広告宣伝、医薬品等の在庫管理をおこない各病院をコントロールします。
予約の受付で共通の予約電話番号があるところは大抵、管理会社で予約の受付をしています。なので24時間対応ができるのです。各病院でスタッフが24時間対応していたら人件費が大変です。


さて次に各分院の診療形態について話します。
各分院の診療形態は、クリニックの規模によって異なります。スタッフが常駐している形態で運営しているところと、週数日しか開院しないのでスタッフが開院日だけ管理会社から派遣される形態で運営しているところです。
地方の分院ではそんなに患者数が多くないので毎日診療していては不経済です。それで休診日を増やして予約を特定の日に集めるのです。
特に非常勤の医師をメインにして診療をおこなっている専門クリニックは予約を集めた方が医師給がかからず、また医師の手配も楽です。
なので地方の分院では平日に行ってみると誰もいなく閉まっている(休診中)ということになります。
よく包茎専門クリニックで年中無休と広告に出ていますが、それは電話は年中無休ででますという意味で診療は休診日が多いのが実情なのです。

そんな休診日だらけの病院(クリニック)は法律的に許されるのかというと…問題ないのです。保健所に届けてある開設届がそうなっていれば良いのです。
しかし法律的に問題なくても手術をおこなうクリニックが週1〜2日程度しか開院しないなんて、出血などの急なトラブルの時はいったいどうするかというと、 出血量が少ないと判断すると止血方法を教えて患者さんに対処させ次の開院日まで引っ張ります。出血量が多く患者さんの動揺が大きい場合は近くの病院に行くように指示されます。
ここまでいくケースはめったに無いのですが専門クリニックで手術を受ける意味がなくなるような対応をされるのです。


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