包茎手術の術式は?



さて、この第二章は包茎手術専門院を選択する時にチェックするべきポイントについて検討しています。 ここでは包茎手術専門病の手術の術式・どんな方法で包皮を切除しているかというチェックポイントを検討してみます。


1、包茎手術の術式

基本的に包茎専門院でおこなわれている包茎手術の術式は基本的には2通りです。 ひとつは「クランプ」と呼ばれる簡易包茎器具を使用する包茎手術、もうひとつは「クランプ」を使用しない包茎手術です。 この「クランプ」と呼ばれる器具を使用すると、
(1)出血が抑えられ縫合が楽であり手術時間が短く済む。
(2)術後の出血もしにくい。
(3)不慣れな医師でも使い方を覚えれば簡単に包茎手術ができる。
というメリットが病院側にあります。 では、患者側にはどんなメリットがあるのでしょう。 術後に出血しにくいので術後の経過が安心ではありますが、患者側にあるのは大きなデメリット…傷跡が瘢痕化したり、盛り上がったり、「クランプ」のサイズの選択を間違えると 傷跡が狭窄をおこしたり反対に歪んだりしてしまうのです。このクランプにレーザーメスが加わった術式になると最悪です。レーザーメスの熱で傷痕が亀頭粘膜部が火傷状態になったりします。 この状態で麻酔が切れると最悪です。真性包茎の患者さんの中には、あまりの痛みで歩けなくなってしまう方もいるくらいです。
なので傷跡を綺麗に仕上げるにはメスを使用してハンドメイドで包皮を切除する方法が最良なのです。



2、ハンドメイドの意味

包茎手術専門院でこの「クランプ」という器具の使用を認めているところはありません。 しかし噂では陰で使用しているらしいです。仕上がりに難点がある「クランプ」を何故専門院では使用しているのかというと病院の運営方法に関係があるからです。
どうしても非常勤医師が中心の専門院では、医師の研修にも制約がでてしまうため簡単に包茎手術ができる器具は便利であること、 術後に出血などのトラブルが発生すると非常勤医師が中心の病院は医師の勤務日が限られてしまうので対応ができないこと、 そして手術時間が短くて済むため予約を短い時間にたくさん入れることができるからです(非常勤医師が時給計算の病院ならとくに)。
そんな「クランプ」も昭和60年前後の頃は最先端の器具として大いに宣伝されたものでしたが、悪い噂は広まるもので「クランプ」という言葉は徐々に専門院の広告から消えていき、 表向きはどの病院も使用していない感じになっています。
かわって広告に登場してきたのは「ハンドメイド」という便利な言葉です。 訳せば「手作り」「手作業」という意味なのでしょうが、例え「クランプ」を使用しても手作業であることには間違いないですからね。嘘はついてないので広告文句には気をつけてください。


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3、包茎手術の術式と専門院の運営形態

包茎手術のとき患者さんは通常はアイマスクをしたり、カーテンで隠されていたり包皮を切っているところは見えないようにされています。 これでは「クランプ」を使用しているか患者さんは確認できません。「使っていません」と言われたら患者さんは検証する手段がありません。 そのため、少しでも使用される可能性が低い病院を事前に選択するしか方法がないのです。「そんなことできるの?」… 絶対ではありませんが可能性を低くする方法はあります。
それは常勤の医師が多い病院を選択することだと思います。
完全ハンドメイドのメスを使用した包茎手術は、止血を完全におこなっても出血の可能性があるので常勤の医師がいないと、なかなか取りにくい手術法なのです。 常勤医師の多さは何で判断できるのでしょう。それは院長として名前が出ている医師の数です。 絶対ではないですが院長として名前が出ている医師は常勤の医師である可能性は高いです。
そんなことからも院長名・開設管理者の名前がわかる病院を選んだほうが良いという理由でもあるんです。

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