包茎手術・一般的な話

ここでは、包茎手術の症状と、それに対応した専門クリニックでおこなわれている包茎手術について解説します。


包茎手術の症状は以下のとおりです。

1、仮性包茎

普段亀頭に皮がかぶっていても、手でむけば亀頭が露出できる症状。勃起すれば亀頭が自然と露出する皮の余りが少ない症状と 、勃起しても自然には亀頭が露出しないほど包皮がたくさん余っている症状の人がいます。

勃起すれば自然と亀頭が露出する人は陰毛を包皮が巻き込んでしまうことがあります。巻き込んでしまった陰毛を取る際には、包皮などを傷つけないように注意しましょう。

また、仮性包茎の中に普段はむいておけるけど、手でかぶせれば亀頭に皮がかぶる程度の人も入れる場合があります。よく成人男性の7割が包茎といわれていますが、これはこのような軽度のレベルの人も入れるからです。よく銭湯に行くと ほとんどの人はむけていますが、大部分の人がこのような軽度のレベルの人なのです。


仮性包茎の状態 仮性包茎の症状


2、カントン包茎

包皮口は狭いため普通の状態では皮をむくことができますが、勃起すると亀頭が露出できない症状をいいます。

皮をむいたまま勃起させると陰茎を締め付けてしまい危険な症状と言われています。包茎専門クリニックでも年に数人は、 陰茎を締め付けて亀頭周辺が鬱血し、ドーナツ状に粘膜が膨らんでしまい元に戻せなくなって慌てて来院する患者さんがいるそうです。


カントン包茎の症状 カントン包茎の危険性


3、真性包茎

包皮口がピンホールなため亀頭を露出することができない症状です。排尿時の小水も射精時の精液も全て包皮内に溜まってから排出される感じになります。 そのため包皮内が極めて不潔になりやすく、体質にもよりますが恥垢がたまった状態になる場合があります。真性包茎は病気として認められており 保険診療をおこなっている一般の病院なら健康保険で包茎手術が受けられます。


真性包茎の症状 真性包茎で包皮口を切開した時



包茎手術専門院の治療法


包茎の症状 その症状の場合の包茎手術・治療法
仮性包茎 切らずに治す包茎治療法・切らない長茎術・亀頭増大術・長茎術・切って治す包茎手術法
カントン
包茎
切って治す包茎手術法
真性包茎 切って治す包茎手術法

真性・カントン包茎は手術で切って治すしか方法はありませんが、仮性包茎はその症状に応じて手術・治療法が何通りかあります。


▲このページの先頭へ


切らずに治す包茎治療法・切らない長茎術は、どちらも接着剤や縫合糸を利用して包茎を治した状態にするプチ整形に近い方法です。

切らない長茎術は比較的軽度の仮性包茎なら陰茎は長くなることによって亀頭が露出します。

亀頭増大術は亀頭にヒアルロン酸等を注入することによってカリの部分が大きくなり皮を引っ掛けて普段むけた状態にする治療法です。

長茎術は陰茎の根元を切開して陰茎を長くすることによって軽度の仮性包茎なら亀頭が露出します。



では専門クリニックでおこなわれている「切って治す包茎手術法」について解説します。

(1)クランプを使用するクリニックと使用しないクリニック

クランプとは簡易包茎手術器具です。手のひらに収まるぐらいの小型の万力で、包茎の余った皮を切除するラインで強固に締め付けるため、 皮を切除しても出血がおきず、後はクランプを外して傷口を縫うだけという便利な道具です。

通常、クランプを外す前に切除した傷口全体を医療レーザーや電気メスなどで焼灼して溶接するのが一般的です。

このようなクランプを使用しないクリニックではつなぎ合わせる2箇所にラインを引き、その間の皮をハンドメスで切り取ります。

当然出血しますので、糸で縫合して止めたり・血管を電気メスなどで焼灼して止血します。そのためかなり時間がかかります。

(2)切除ラインの位置

切除ラインについてもクリニックによって差があります。

クランプを使用している場合は、クランプをうまく操作すれば亀頭に近い位置まで切除ラインをもっていくことができますが、 どうしても器具なので患者さんのオチンチンの形状に合わせた使用はできません。だいたい亀頭から0.5〜1cm程度の位置に もっていく感じです。

ハンドメスで切除する場合は、ラインをどのように引くかによって位置は自由にできます。本当に亀頭の直下まで切除ラインを もってくることも可能なのです。

(3)吸収糸を使用するクリニックと抜糸が必要な糸も使用しているクリニック

吸収糸はだいたい1ヶ月ぐらいでボロボロと自然に取れてしまいます。そのため抜糸に来院する必要もないため手軽です。 通常専門クリニックでは吸収糸による手術を薦めます。


だいたい専門クリニックによって上記の内容に差があり、仕上がりが異なってくるのです。


▲このページの先頭へ